シクロクロス(とグラベル)普及芸人。
どうも、筋肉ブロガーです。
久しぶりのインプレネタ。
でもって、今回はガッチガチのガチでインプレしてみました!
※インプレ内容が長文な事はご了承下さい
そして、今回のインプレ対象↓
- EliteWheels DRIVE 40D
そう、最近Youtuberがやたらと使用しているカーボンホイール。
今年のサイクルモードでもブースを出していた事から、同社が日本のマーケットを狙いに来ているのが分かる。
今回、EliteWheels Japanからの依頼ではなく、友人の田渕さんより同ホイールのインプレ依頼があったので、一定期間ホイールをレンタルした。
という訳で、筋肉ブロガーが同ホイールを使用して思った事をインプレします!
良かったら読んでみて下さい。
それでは、EliteWheels DRIVE 40Dのインプレ内容をご覧ください。
- インプレ対象は「EliteWheels DRIVE 40D」
- そもそもEliteWheelsとは
- 本インプレの評価基準について
- ①外観美:見た目は90点
- ②リム:40mmリムは80点
- ③ハブ:ハブは75点
- ④スポーク:ST-01のカーボンスポークなので90点
- ⑤加速性能:漕ぎ出し~低速域は95点
- ⑥加速性能:中速域は85点
- ⑦加速性能:高速域は70点
- ⑧登坂性能:ヒルクライムは98点
- ⑨振動吸収性能:乗り心地は85点
- ⑩導入コスト:価格は100点
- 総評:総合評価は86.8点
インプレ対象は「EliteWheels DRIVE 40D」
冒頭にも記載した通り、インプレ対象はEliteWheelsの「DRIVE 40D」
以降、DRIVE 40Dと呼ぶ事とします。
本インプレにもスペック等は記載するけど、詳細な情報を知りたい場合、以下のHPをクリックしてね↓
BARACAN EliteWheels DRIVEのページ
そもそもEliteWheelsとは
説明が前後するけど、DRIVE 40Dを語る前に、そもそも同社がどんな会社なのか調べてみた。
元々は、どこかしらのホイールをOEMで製造していたみたい。
会社設立は2015年。
※公式HPに記載さている文面を読む限りだけど
2016年~2021年は公式HPの記載が曖昧すぎて、詳しい活動は分からんけど、各国の自転車ショーでブランドの宣伝を行っていた模様。
この時点では、昨今流行りのインフルエンサーを使ったマーケティングは行っていなかったみたい。
でもって、2022年に様々なサイクリストと契約を結んだとの事。
※By Nameが無いので、詳細は不明
なので、丁度1年前位~ホイールの認知度を上げてきたな?って感じ。
確かに、国内Youtuberも2022年のタイミングで一斉に同社のホイールを使用し始めたので、あながち公式HPの記述は間違っていないと思う。
若干話しが逸れたが、要は元々ホイールOEMメーカーが、独立して自社ブランドを立ち上げ→手広く販売し始めたって感じ。
製造している工場を見学した事が無いので断言できないが、OEMメーカーとしての経験があるので、製品の品質や製造のノウハウは一定レベルには満たしていると想像する。
※どのメーカーのOEMで、何年OEMメーカーとして製造していたのかは謎なので、あくまで想像の範囲で記載しています
前置きが長くなったが、そんなEliteWheelsさんのDRIVE 40Dについて、これからインプレしていくよ!
筋肉ブロガーが思った事をそのまま書くので、忖度無しでインプレします。
本インプレの評価基準について
インプレ自体、正直な話、ライダーの感性に左右される。
なので、このインプレ基準も筋肉ブロガーという1ライダーの感性に左右される。
だけど、いかなる製品にも基準は必要だと思うので、インプレ基準を以下へ示します。
※超絶独断と偏見ですが、70/100点を「良い製品」の最低ラインとしています
あくまで筋肉ブロガーが独自に作成した評価基準なのはご了承下さい。
でもって、点数の内訳としては、こんな感じ↓
- 100点:最高!!!Best of Best!このホイール1択だぜ!!!
- 80点:大満足!!普段使い&レースで十分満足
- 70点:満足!普段使いでは十分満足、レース使いでは満足
- 50点:普通、普段使いでは満足
- 30点:やや不満、普段使いで不満
- 10点:不満、普段使い&レース使いで不満
- 0点:最悪!こんなホイールは金輪際使用しないぜ!
ざっくりだと、70点~100点までは普段使い&レースで使用しても良いなと。
50点~69点だと、普段使いは満足だが、レースでは使用しない。
なので、50点より下の点数だと、必然的にレースでは使用しない。
30点~49点だと、普段使いでも不満になるレベル。
この辺の点数だと、他のホイールを購入した方が良いと考えて下さい。
0点~29点は言わずもがな、、、なので割愛。
※でも、昨今のホイールで29点なブランドを探す方が大変です(評価基準なので、便宜上作成しました)
という訳で、次項より上記評価に則ってEliteWheels DRIVE 40Dについて採点とインプレを行っていく!
①外観美:見た目は90点
まずは外観美!
自転車は眺めて楽しむスポーツでもあると、筋肉ブロガーは思っています。
性能が良いのも大事だけど、やっぱ見た目が格好良いのは正義!故に無敵!
だと思っているので、性能云々の前に、ホールの全体写真をご覧下さい!
リム・スポーク共にカーボン!
この時点で見た目は優勝!Master-pieceだねw
リムやハブ・スポークの詳細は後述するとして、ホイール単体として見ても十分に格好良い!
リムの仕上げはグロス、つまり艶ありのカーボンホイールとなります。
メーカー公式HPのだと以下↓
近くでよ~く見ると、リムにウネウネした模様が入っている。
だけど、外で撮影した写真だと真っ黒なリムにも見える↓
艶ありor艶なしは個人の好みに左右されると思うが、艶があるのは筋肉ブロガー的に◎
昨今のカーボンホイールは、艶なしVer.が多数。
なので、個人的には艶々なホイールが欲しい!
という訳で、ホイール全体像は筋肉ブロガーの分厚い胸筋に刺さって◎なので、高得点となっています。
そんでもって、筋肉ブロガーの実車に装着した写真だとこんな感じ↓
良いね!
筋肉ブロガーのセミエアロなフレームにもバッチリ合うよ!
なので、ホイール単体としてではなく、実車に装着してもDRIVE 40Dは格好良いと実感したので、90点としました。
マイナス10点した点としては、デカールの種類がブラックorシルバーの2種類しか無
い点。
筋肉ブロガー個人的には、ゴールドデカールVer.のホイールもリリースして欲しい!
という訳で、マイナス10点したので、外観美としては90点です!
今後、デカールのカラーはアップチャージetc、オプションでデカールカラーの変更が可能であれば嬉しい。
新興ブランド故、融通が効くようになると、ユーザーとしては嬉しい限りです。
②リム:40mmリムは80点
お次はリムについて。
リムだけ切り取って採点すると80点。
詳細について、後述する⑤~⑨と内容が重複する為、ここではリムに関する部分のみ切り取って採点の内訳を記載する。
リム自体仕上げもバリがなくて綺麗だし、塗装も綺麗。
デカールを貼った後にクリア塗装を施しているので、デカールが剥がれないのも◎
軽量リムにありがちな「リムを手で触るとペコペコする」というのもDRIVE 40Dは該当しないので、リム自体も頑丈に作られていそう。
なので、筋肉ブロガー的には高得点。
80/100点という事は、裏を返せばマイナス20点という事。
なので、マイナス20点の理由を記載する方が、読者はしっくり来ると考えました。
マイナス10点その1:リム幅が40mm
まずは上記。
これはインプレした筋肉ブロガー個人の所感だけど、40mmというリムハイトはオールマイティに使用するならば、ハイトが低いと感じる。
なのでマイナス10点。
その場合、同社では「DRIVE 50D(50mmハイト)」もラインナップされているので、50D使いなよって感じだけどね。
純粋に40Dの評価をするならば、リムハイトは心もとないかな。
※富士ヒルや乗鞍、ヤビツで使用するならば良いなって思う
マイナス10点その2:ホイールの内幅が21mm
もう1つ気になったのが、内幅が21mmという事。
ちょっと設計が古いなって思う。
個人的には最低でも23mm、25mmだと最高!
※ZIPPは25mmのホイールをラインナップし始めたよね
昨今、25c→28cのタイヤ基準にホイールを設計しているメーカーも多いし、ホビーでも28cを常用しているライダーが増えてきた。
※筋肉ブロガーはロードだと28cか30c、CXは33c、グラベルは44cを常用している
なので、もっと内幅を広げて欲しいという点で、マイナス10点。
③ハブ:ハブは75点
ハブは75点。
曖昧な表現だけど、価格の割には良いと思います。
以下、ハブのスペックです↓
セラミックベアリングを使用しているみたいだし、何かCriticalな不満は無いです。
ローターも当然ながらセンターロック方式を採用しているので、大概のライダーはローターをポン付け交換が可能。
※6ボルトのローターは装着できないよ(アタッチメント咬ませば可能だけど)
リム評価時と同じく、詳細は後述する⑤~⑨と内容が重複する為、ここではハブに関する部分のみ切り取って採点の内訳を記載する。
マイナス5点:黄色のアクセント不要
これ。
デカールの色と同じくブラックorグレーにして欲しい。
ハブの黄色い部分だけ目立つので、車体によってはバランスが悪くなるなと。
性能には1mmも影響しないけど、見た目は重要!
なので、できれば黒系か白系に変更して欲しい。
※この黄色いアクセント、ただのステッカーでした。なので剥がす事は可能(ステッカーの上からクリアetcは塗られてなかった)
マイナス20点:よく回る?
後述もするが、よく回るハブなのかな?と思った。
上記はホイール単体を回して見た時、走行中も同じ感想。
本当にハブなのか断言できないが、個人的には???と感じた。
もしかしたらセラミックベアリングの品質が影響しているかもしれないので、機会があったら別メーカーのセラミックベアリングをInstallしてみたいなとは思う。
という訳で、ハブに関しては辛口評価でマイナス25、点数としては75点とした。
④スポーク:ST-01のカーボンスポークなので90点
スポークについては90点、というかほぼ100点に近い90点。
以下は、DRIVE40Dのスポークスペックです↓
公式HPにスポークのメーカー記載は無いが「ST-01」というカーボンスポークを使用している↓
これはWinspace(現LUN)HYPER etc、多くのメーカーがST-01カーボンスポークを使用している。
※ST-02ってのも1回だけ見た事あるけど、ほぼST-01
なので、スポークに関しては自社製品ではなさそう。
だけど自社かどうかなんて全く気にしない、軽くて性能よければOKなんや!
と、筋肉ブロガーは思っているので、スポークに関しては大満足!
という訳で、90点という高得点となった。
一応、マイナス部分も書いておきます。
マイナス10点:今後の伸びしろに期待
本当は100点あげても良いけど、今後の伸びしろ部分でマイナス10点とした。
言い方を変えると、他社でも使用されているST-01を使用しているから。
使用する事は良い事だが、このスポークを超えるスポークを生み出してほしいな。
という期待を込めて、マイナス10点としました。
⑤加速性能:漕ぎ出し~低速域は95点
ここからはホイールの部品ではなく、ホイールとしてのインプレを行っていく。
まずは加速性能。
タイトル通りだけど、漕ぎ出し~低速域について。
こちらは95点!!!
正直文句なし。
というか、DRIVE40Dに履き替えて走り出した瞬間「軽っ!」と思った、これマジで。
というのも、ホイール単体の重量は1260g ±30g↓
筋肉ブロガーが現在所持しているホイールも軽いけど、愛用していたRoval CLX50と比べても115g程軽量。
※といっても、リムハイトが50mm vs 40mmなので、比較としては微妙
似たようなブランド・リムだとLUN HYPER Disc38mmあたりかな?
上記は1374gなので、114g軽い。
しかもDRIVE40Dの方がリムハイト2mm高いのに。
軽量ホイールという事もあって、低速域の加速性能は◎だと実感した。
100点でも良かったが、同社の他リムハイトと比較したかったので、マイナス5点とした。
⑥加速性能:中速域は85点
お次は中速域の加速性能について。
こちらは低速時よりは若干点数が下がるが、85点!
中速域という言葉が曖昧なので、便宜上「30km/h~42km/h」とします。
エンデューロとかでは、上記の速度域で巡航する事が多いんじゃないかな?
※大体、ゴール時のAve.42km/hくらいだと思う
でもって中速域、ざっくり言うと巡航時のホイール性能といったところかな。
上記はレースで使っても満足できるが、平坦や下り基調のコースだとやや不満。
という訳で、マイナス15点。
これはリムハイト40mmと若干低いので、中速域として物足りない部分があるなと。
とはいえ、登り基調のコースで巡航する時は良いので、勾配に左右されるなと感じた。
個人的には、フロントはDRIVE50D、リアはDRIVE40Dと異なるリムハイトのホイールを使うと、上記はスポイルされると思ってる。
厳しい評価っぽく見えるけど、個人的には十分満足できる。
※レース中はドラフティングしておけば、中速域も関係なしに良いと思うし(要は楽なのか否か)
⑦加速性能:高速域は70点
加速性能の最後は高速域。
こちらも低速・中速時よりは若干点数が下がるが、70点!
高速域という言葉が曖昧なので、便宜上「43km/h~」とします。
所感が⑥の中速時と同じなんだけど、リムハイトが低い為、高速域での伸びは期待する程は無かった。
筋肉ブロガーの場合、登りで43km/h以上というスピードで走れないので、平地限定でのインプレだけどね。
ただ、高速時にホイール剛性が不足しているなんて事は、一切感じない。
筋肉ブロガーの体重(63.5~64.5kg)だと、剛性に関しては一切不満は無い。
なので、単純に40mmのリムハイトだと、ディープリムよりは高速時の巡航や加速性能に劣るなと思っただけ。
という訳でマイナス30点、得点としては70点。
⑧登坂性能:ヒルクライムは98点
お次は登坂能力、平たく言うとヒルクライム能力。
これは最高!98点!!!
⑤漕ぎ出し~低速域の評価とニアリーイコールだけど、ホイール重量が1260gというのが良い作用を生んでいると思われる。
※タイヤがPanaracerのアジリストが装着されていたって事もあるかもしれない
ヒルクライムだと、逆に40mmというリムハイトは絶妙に良いなと感じる。
筋肉ブロガー自体、激坂を走らないから40mmが最高と思っているかもしれないけど。
でも、富士ヒルだと40mmのリムハイトはBESTだなって思う。
勾配が上がるにつれて、DRIVE40Dの良さを感じる。
という訳で、98点!
マイナス2点は、軽さだけならば他社ホイールが存在するという事。
※だけど他社だとコスト高なので、DRIVE40Dは低コストで◎
⑨振動吸収性能:乗り心地は85点
振動吸収性能については85点。
インプレ依頼者に本項目があったので記載するけど、正直インプレし難い。
というのも振動吸収の評価は「ホイール+タイヤ」だと思っているので、一概に評価し難いなと。
今回はPanaracerのアジリストが28cが装着されていたけど、普段使用しているタイヤと異なる。
なので、評価が曖昧となってしまうなと。
という訳で、本当は評価できないと言うつもりだったが、85点としておく。
インプレで1ヶ月程借用したが、試用期間中に振動で不満に思った事は1度もなかった。
なので普段使い&レースで使用しても満足出来るレベル、と思ったので85点とした。
⑩導入コスト:価格は100点
導入コストについては100点!!!
価格は16万8300円とのこと。
以下、BARACANのURLを貼っておくので、気になった方はクリックしてみてね↓
※安心して下さい、アフェリエイトリンクではないので、筋肉ブロガーには1円も入りません
16万円台で1260gのカーボンホイール、しかもDiscが買えるのかぁ~。
しかもセラミックベアリングで。
数年前だと、同じような価格帯で購入できたかもしれない。
だけど最近は値上がり値上がりの嵐、、、
で、DRIVE40Dは上記価格で購入できるので、導入コストとしては100点だなと。
大手メーカーのカーボンホイールって、大体35万前後が性能も良くなってくるので、約半額って考えても良いかなと。
なので、浮いた半額(16万くらい)を、Di2コンポやパワーメーター導入費用に充てるには、同社のDRIVE40Dは一役買ってくれるんじゃないかなと♪
総評:総合評価は86.8点
全10項目の点数を割ると、86.8点。
という訳で、普段使い、レース使いでも十分満足できる。
使用する前は、傍目でYoutuberにバラまいている(性能は・・・・・な)ホイールと思っていたけど、実際に使用すると、全然問題なし!
というか、昨今だと悪いホイールを探す方が大変だと思う。
10年くらい前の「中華ブランド、チャイナクォリティ」みたいなのは、最近だと見なくなった。
インターネット社会となったのも相まって、悪い評価は秒で世界に広がる。
なので、粗悪な品物をリリースする事も減ったと思う。
DRIVE40Dも、総じて良いホイールだとは思う。
だけど、全員にこのホイールが刺さる(購入したいという気持ちになるか)かは、懐疑的だなと。
※レースガチ勢だと、既に決戦用ホイールを所持しているetc
なので、もしも筋肉ブロガー同社の営業だったら、こう言います↓
初めてカーボンホイールを購入しようと思っているアナタ!
まずはDRIVE40Dを購入してみな!
上を見るとキリがなくて、高価格帯で良いホイールはいくらでも存在する。
なのでコスト度外視で性能面を気にする方は、別ホイールを購入すべき。
だけど、低コストでコスパが良いホイールが欲しい方は、DRIVE40Dはオススメだと思います。
完成車のアルミホイールから、初めてカーボンホイールを購入しようと思っているアナタ!
DRIVE40Dは、アナタの分厚い胸筋に刺さると思います!!!!
そう思ったのが、エリートホイールDRIVE 40Dを使用したハイライト。
それでは次回の記事まで!デュエル スタンバイ!
最後に2023年のテーマは「筋肉は全てを解決する」