社今回のブログはいつもと趣向を変えまして、商品のインプレッションをお伝え致します。
まず紹介する商品は「エアロソックス」でございます。
ワタクシはSNSで常々「しなやかでエアロな筋肉が欲しい」とつぶやいておりますが、しなやかさは置いといて、エアロについては市場にエアロ(効果が向上する)アイテムが出回っていることを知りました。
選手としてパワー向上の為にトレーニングするのは大切ではございますが、パワーが向上するまでにはある程度時間がかかってしまいます。
ですがエアロなアイテムを使用すればパワー自体は向上しませんが、全体のパフォーマンスは向上するという訳でございます。
※例としてはノーマルソックス→エアロソックス変更によって、マイナス8w削減が可能etc
という事で「Bioracer製のエアロソックス」を使ってみる事に致しました。
※エアロな筋肉じゃなくて、課金してエアロが手に入ったw
それではインプレッション開始!
まずBioracer社(ビオレーサーと読みます)とはなんぞやかいいますと↓
本拠地をベルギーにおくBIORACER/ビオレーサーは、1984年にバイクフィッティングシステムを開発。プロ選手へ最適なライドポジションをコンサルティングする事から事業を展開しました。その後、”測定”をキーワードにバイクフレームの提供やシューズの開発を行い、現在では”勝つため”のオーダーサイクルジャージ・トライアスロンウェアに特化したブランドとして欧州はもちろん世界中で事業を展開しています。
トライアスロンだけではなく、昨今はロードレースでも良く見かけるブランドでございます。
※シクロクロス世界選手権でもベルギー代表はBioracer製のジャージ着てます
エアロに並々ならぬこだわりを持っているBioracer社ですが、2019年8月までは下記の商品をリリースしておりました。
- エアロスーツ(多数のタイプあり)
- エアログローブ(銀色のやつ)
- エアロオーバーシューズ(銀色のやつ)
エアロ祭りですね♪凄いエアリーですわ!
でもエアロソックスが無かった!正しくは一般向けにエアロソックスが販売されなかった!
なので、ソックスに関しては他社製品を使用せざる得なかったです。
※トラックやタイムトライアルでは、プロコンチが使用していたので、いつかリリースされると思っていた
そんな一般ユーザー向けにソックスをリリースしなかったBioracer社ですが、9月20日に待望の一般ユーザー向けにソックスをリリースしました!
ありがてぇ!圧倒的感謝!ガトー!
※追記:ソックスは2タイプリリースされていますが、こちらは旧式との事です
Bioracer社がリリースしたエアロソックスはコチラ↓
既に殆どのサイズが売り切れとなっているところを見る限り、一般ユーザーもエアロソックスに高い関心を抱いていると推測できます。
以降、Bioracer社のソックスについて実物を元に色々考察していきます。
UCIにおけるソックスの規定について
日本のホビーレースや実業団レースでも着用している方が増えつつあるエアロソックスですが、UCIではソックスの長さを下記のように定めております。
※コレ要注意な!マジで重要だからね!
"UCI競技で使用するソックスとシューズカバーは、外側のくるぶしから膝の中央半分の高さを越えたらダメだよ"
UCI規定を採用していないレースではエアロソックス丈に規制はございませんが、UCI規定を採用しているレースでは、規定範囲内のソックスを使用する必要がございます。
※UCIに準拠しないホビーレースetcでは対象外だけどね
でもって、日本のレースでUCIに準拠しているレースの一例を紹介しますと↓
- 実業団ロードレース(JBCF)
- ニセコクラシック(そもそもUCIって書いてあるね)
- シクロクロス(JCXシリーズはUCIポイント入るので)
その他ホビーレースでも、タイムトライアルはUCIに準拠するかもしれない為、大会毎にレギュレーション確認を行う事をオススメ致します。
UCI規定に沿っているか、Bioracer社のエアロソックスを計測してみた
という事で、そもそもBioracer社がリリースしたエアロソックスがUCI規定の範囲内であるか実測してみます。
規定の範囲外だったら、せっかく購入しても使用不可になりますからね。
つまり、上記を越えなければUCI準拠レースでも使用可能という事になります。
赤線部分よりも上のソックス丈の場合はUCI着用不可でございます。
Bioracer社のエアロソックス、もちろんUCIの規定範囲内でした!
みなさ~ん、安心してBioracer社のエアロソックス使っていいですよ~!
※ただし脚の長さは個人差がございますので、事前にご自身の脚の長さを図っておくことをオススメ致します
参考がてら、他社製品のソックスも計測しました。
コチラのソックスはUCIの規定を越える丈です、つまり使用不可という事です。
ワタクシこのソックスを購入した翌週にJBCF渡良瀬川タイムトライアルが(雨で中止になったけど)あったのですが、友人より↓
- そのソックス、つい最近UCIの規定が変更されて使用不可になりましたよ
と言われてしまい、以降は練習用ソックスとなりました(かなり高かったのに...)
※こういう失敗事例もございますので、しっかり自身の丈を確認しておくことオススメします
ここまではエアロソックスの機能よりも、そもそもソックスの使用可否について説明致しました。
以降はBioracer社のエアロソックスの見た目や実際に着用したインプレッションをお伝え致します。
エアロソックス外観
ソックスの外観写真となります、参考いただけると幸いです。
エアロソックス内側はどうなっているか?
以外と気になると思いますが、ソックスの内側の写真も掲載致します。
使用してみた感想
まず使用した感想サマリとしては↓
- 程よいコンプレッションが良い
- ソックスがズレない
- 洗濯しても伸びない
上記が使用した感想となります。
それでは3点の詳細な感想を下記へ記載致します。
程よいコンプレッションが良い
この場合のコンプレッション(圧迫)というのは、ソックスを履いた時の締め付け具合を指します。
コンプレッションの具合につきましては個人の好みがあるとは思いますが、ワタクシはコンプレッションは強めが好みです。
理由はコンプレッションが強いと身体が多少は細くなる為、前方投影面積が減少(つまりエアロ効果に寄与)すると思っているからでございます。
Bioracer社のエアロソックスは程よいコンプレッションである為、タイムトライアル以外のレースでも使用可能と考えます。
※あまりにもコンプレッションがキツイと、長時間着用で不快な思いをしてしまいます
実際に1日に200km程走ってみたのですが、着用していて不快には感じませんでした。
むしろ着用した感覚は良かった!これはロードレースやシクロクロスでも全然使用可能と感じました。
以外と落としがちかもしれませんが、ヒルクライムレースで使用してみても面白いかもです。
※ヒルクライムレースでも以外とフラットな箇所が多いので、エアロ効果が期待できる
ソックスがズレない
これは結構重要でして、ソックスがズレない事は爆アドでございます。
ワタクシは他社メーカー(C社、R社、M社)も使用してみたのですが、大体口ゴム部分がズレ下がってきます。
なので、これまでライドの途中でソックスを上げるという行為をライド中に数回行っていました。
※ズレについてはソックス個体差や脚の太さetc、個人差があるとは思います
ソックスがズレてしまうとシワがよってしまう為、メーカーが期待するエアロ効果は望めませんし、何より走っていて不快です。
もちろんユーザー側としてもソックスがズレる事は期待していませんから、できればズレないソックスがあれば良いなぁと思っておりました。
その点Bioracer社のソックスは200km走ってもズレることはございませんでした。
あー優秀だわ、当たり前のことだけど大事なんです♪
ソックスがズレない理由としては、恐らく口ゴム部分が他社製品よりも長い為だと思います。
他社製品ですと、ソックス部分と口ゴムの部分のコンプレッション具合は同じで、かつ裏側にシリコンを貼ってズレ防止の処置を行っている商品が多いですが、Bioracer社のソックスと口ゴム部分に違う素材を使い、かつ他ソックス部分よりもコンプレッション強めに作っていました。
この辺がズレないソックスになったと推測します。
洗濯しても伸びない
ワタクシのようなサラリーマンには最も重要!洗濯してもソックスが伸びない。
つまり、長く使用する事が可能です。
プロレーサーみたいに支給されるなばともかく、一般ユーザーは商品を購入しなければなりません。
購入=コストがかかるという事になります。
コストがかかるという事は、自身のお金が無くなっていくという訳でございます。
※お金が減らないのに越したことはないもんね♪
つまり、エアロ以外にも「耐久性」も必要とワタクシは考えます。
※某C社のソックスは3回使用したら口ゴムの部分がヘタってきました。。
※海外から取り寄せたR社は2ヶ月位でヘタってきた
ソックスをエアロ化する代償として耐久性を失うのかもしれませんが、我々ホビーレーサーは耐久性も欲しいのです、お財布の中身が減るのは防ぎたい!
そのような観点でも、Bioracer社のエアロソックスは良いかと思います。
※長期使用のインプレッションは追って行います
このインプレッションブログを見て、エアロソックスが気になった方は是非購入してみて下さい。
エアロは課金すればある程度は手に入ります、少しでも無駄なワットを防ぎたい方にはオススメの商品ではないのかと思った次第でございます。
最後に2019年のテーマは「筋肉は全てを解決する」