筋肉ブロガーのロードバイク&シクロクロス奮闘記

筋肉の事しか考えていないブロガーが、ロードバイクとシクロクロスで頂きを目指す奮闘記となります。2024年も目指せ!王滝グラベル優勝&全日本マスターズCX優勝!

シクロクロスを始めるための装備について

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今週末より2019年シクロクロスレースが開幕致します。

草レースは置いといて「AJOCC」という日本のシクロクロス協会が主催しているレース初戦は、群馬県の「安中シクロクロス」からとなります。

今年度のレースカレンダーにつきましては、下記AJOCCのHPより確認くださいませ。

www.cyclocross.jp

今回のブログにつきましては、今年からかシクロクロスを始めようと思っている方を中心に、どのような装備や準備を行えばよいか書いてみます。

シクロクロスとは

シクロクロスの起源はロードレース選手の冬季トレーニングの一環として始まり、現在ではヨーロッパ、とくにベルギーフランデレン地域オランダチェコで盛んに行われている。

競技は1周が3 - 4キロメートルの不整地の周回路で行われるが、始めに競技時間が規定され、周回数が競技中に決定される。1周目のラップタイムで規定された競技時間を除算して周回数が定められ、この周回数を最初に消化した選手が勝者となる。競技時間はロードレースに比べると短く、30分から1時間である。コースには人工の障害物(柵、階段など)が設けられ、必ず下車して自転車を担がなければならない部分が作られている。

 上記はWikipediaより抜粋したのもでございます。

 アスファルト走るロードレースとは違い、シクロクロスレースは「砂・泥・アスファルト・崖・階段」etcを走ります。

※走れない区間は、バイクを担ぎます

 

という事でフレームやタイヤ含め、ロードバイクとは少し違ったパーツを取り付ける必要がございます。

次項より、シクロクロスを実施するに当たり必要な装備について紹介致します。

 

シクロクロスの装備について

シクロクロスを始めるにあたり、下記の装備は必要となります。

そもそも自転車に乗る基本的な装備も含めて記載致します。

  1. ヘルメット
  2. サングラス
  3. ウェア
  4. グローブ
  5. ソックス
  6. シューズ
  7. シクロクロスバイク(※)
  8. JCFライセンス(※)

1~6については、主に服装面で必要な物をピックアップ致しました。

 

1のヘルメットについては軽量タイプやエアロタイプetc、さまざまなメーカーよりリリースされていますが、スモールスタートするのであればタイプは好みで良いと思います。

ただし、「JCF」の認可がおりているヘルメットを使用することをオススメ致します。

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ヘルメットにJCFマークのステッカーが貼ってある

AJOCCレースでJCFマークが貼ってあるか確認された事はございませんが、野辺山CXやスターライトクロス等のUCIポイントが付与されるレースの場合、JCFが認可したヘルメットでなければならないかもしれないです。

 

2のサングラスについても、サングラス無しで走っている方もいるので必須ではございませんが、できれば着用した方が良いです。

理由と致しましては、落車の際に目を傷つけるかもしれない為です。

最悪の場合は失明につながりますので、サングラスは着用するに越したことがないと考えます。

 

3、4、5については、快適かつ安全に走行するための装備だと理解くださいませ。

ウェア、グローブ、ソックスにつきましては、基本的にはロードバイクで使用しているウェアを使用しても問題ございません。

一部のメーカーでは「シクロクロス用ワンピース」として発売されていますが、必ずしもシクロクロスのレース以外の使用不可という事はないです(Champion Systemには確認済)

 

6のシューズにつきましては、ロードバイクとシクロクロスで使用するシューズが異なりますので、注意が必要です。

シクロクロスで使用するシューズをロードで使用する事は可ですが、逆は不可です。

 

まずシクロクロスで使用されているシューズは「SPD」タイプのシューズが多いです。

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SPDタイプ

 

後述でロードに使用されているシューズも記載致しますが、SPDシューズの特徴としては↓

  • 歩きやすい
  • 比較的安価(¥8,000~¥30,000位)

値段は置いといて「歩きやすい」というのが重要なポイントでございます。

シクロクロスでは「シケイン」と呼ばれる障害物を乗り越える必要がございます。

イメージとしては↓

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シケインと呼ばれる障害物

つまり、バイクの乗車と降車を繰り返す必要がございまして、その際に歩きやすいシューズが必要となってきます。

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バニーホップで飛び越える人もいるけど、ごく一部

たま~に「バニーホップ」という技を駆使して、降車せずにシケインを乗り越える方もいますが、バニーホップ使いはごく一部でございます。

※ワタクシは練習中に頭から転倒しまして、以降バニホは使わないと誓ったw

 

また、レースによってはバイクを担いでに階段を登ることもございます。

ロード用のシューズで登ったら即死ですねw

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有名ブロガーのはるそめさん(一番後ろの方)

この際にソールがオールカーボンであれば速攻でシューズは破壊されるでしょう。

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あくまでイメージです

つまり歩きやすいようなシューズがシクロクロスでは必要でして、たどり着いたのがSPD用シューズとなったと推測致します。

 

一方でロード用のシュースはコチラ↓

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SPD SLタイプと言われることもある

メリットとしては

  • とにかく軽い
  • 剛性が高い

今回はシクロクロスの紹介につき、ロード用シューズの詳細説明は割愛致しますが、ほとんどのモデルに共通して、ソールにゴムは付いていないです。

グレードにもよりますが、プラスチックかカーボンソールが主流です。

※ロードで乗降車は基本ないので、ゴムは不要かなと

 

また、SPDシューズを選択した場合はクリートやペダルも必要でございます。

シマノですと↓

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マルチの方が外しやすかったはず

LOOKとシマノは互換性があるので、どちらのコンビネーションでも使用可能でございます(検証済)

 

他にも、泥が詰まりにくいと噂のクランクブラザーズ↓

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ヌルっと固定された記憶が...

ワタクシ大好きTIME↓

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etc、様々なタイプのペダルとクリートがございますので、お好みに合わせて使用くださいませ。

もっかい言いますけど、LOOKとシマノは互換性あるので使えます。

他はペダルとクリートのメーカーは揃えたほうが良いです。

 

そして7のシクロクロス用バイク、一番気になっている部分だと思います。

ワタクシ、ちょっと目線を変えて考えておりまして、結論から。

必ずしもシクロクロス用バイクは必要ないと考えております。

C2以上のレースやUCIレースを目指す方につきましては必要ですが、初めてシクロクロスを行おうという方は、コースによってはMTBやクロスバイクでも良いと考えています。

もちろん手持ちバイクが何も無い方は、最初からシクロクロスバイクを購入したほうが良いです。

 

話が脱線してしまいましたが、ここから現在のシクロクロスバイクについて説明致します。

シクロクロスバイクの特徴と致しましては↓

  • フレームが頑丈(ロードよりも)
  • BBハイトが高い(ロードよりも)
  • 大きいサイズのタイヤが履ける(ロードよりも)
  • 油圧コンポーネント(※)
  • Discブレーキ(※)
  • フロントシングル(※)

現在のトレンドは上記となります。

基本的にはロードと比べられることが多いのかなと言う印象ではございます。

フレームにつきましては、様々なメーカーよりリリースされていますが、ご自身の好みでも良いと思っています。

主流はカーボンフレームですが、Toyoフレームの竹之内選手はクロモリとカーボンのハイブリットフレームを使用されていますし、アルミフレームでレースに参加されている方も多く見ます。

 

勝手なオススメ度合いとしては↓

  • 重量重視の方:カーボン
  • コスパ重視:アルミ
  • オールディーズ感:クロモリ

※クロモリが走らないことは一切なく、全然戦えます

 

カーボン製品は高いので、まずはアルミフレームで全然良いです♪

某◯杵レーシングの◯◯さんはクロモリフレームと寄せ集めたパーツで全日本選手権出てますし(本気で凄いと思う)

 

そしてコンポーネントですが、ワタクシは油圧コンポにDiscブレーキをオススメします。

他ブログで「良く止まる」「雨の日に強い」「握力がない女性でも軽くブレーキ可能」と書いていますが、そのとおりでございます。

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油圧Discブレーキ

ワタクシ、もう一つ思っていることが「今後の事も考えて油圧Disc」にしています。

以前といったら失礼な表現となってしまいますが、カンチブレーキというブレーキングシステムもございます。

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カンチブレーキ

今は両方のパーツがリリースされていますが、今後はカンチのパーツが新規リリースされる事は減っていくと思われます。

つまり、保守パーツが減少する事によって新規調達が困難になると考えます。

※ロードだとハイエンドホイールはほぼ10sから11sになったし

 

という事で、できれば油圧Discタイプを購入してみては如何でしょうか。

ただし、とりあえず持っているパーツで1台組みたいという方は、ロードのコンポーネントを流用して組むのも良いかと思います。

※この辺は個人の好み

 

ホイールにつきましては、そもそもDisc用とリムブレーキ用がございます。

シクロクロス用に特化したホイールもございますが、基本的にはどのロードとシクロクロスはホイールを兼用出来るみたいです。

※PAX ProjectやENVEはCX用ホイールリリースしてますね

 

ワタクシはDisc用アルミホイールを使用しておりますが、特に不満も無いです。

ただし、チューブレスかチューブレスレディ対応のホイールを購入しておいた方が良いです。

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愛機CANYON Inflite

最後にタイヤ、実際にシクロクロスを初めてタイヤは重要だなぁと毎回感じます。

まず言えるのは「ロード用のタイヤは使えない」です。

ただしくは、履かせる事は可能ですが、滑って走行もままならないです。

 

冒頭にも記載致しましたとおり、シクロクロスは「砂・泥・アスファルト・崖・階段」etcを走ります。

荒れた道を走ることになりますので、少しでもタイヤと地面の接地(摩擦力といえば良いのかな?)を増やす事が必要となります。

あとは、泥ハケを良くするために深い溝が必要となってきます。

ロード用タイヤは上記を鑑みた設計にはなっていないため、シクロクロス用のタイヤが必要となってきます。

※シクロクロス用タイヤは、専用品が各メーカーよりリリースされています

 

という事で、タイヤはCX用を購入しましょう!

後、もしもC2以上のレースに参加する事が前提な方につきましては、タイヤのサイズも重要でございます。

UCIの規定では「UCI規定が適応されるレースでは33mm幅までのタイヤしか使用不可」とレギュレーションで定められているからです。

 

AJOCCでも同様にC2以上はUCIと同じ規定が適用されますので、注意が必要となります。

※言い方変えるとC4とC3はタイヤ幅の規定はございません

 

最後に8のJCFライセンスについては、AJOCC主催のレースでは一応必要となります。

以前ロードレースの実業団登録する際のブログも書いていますので、もしもJCF登録を行おうかと思っている方、参考くださいませ。

not-mechanic-yu.hatenablog.com

 

でも、別にJCFライセンス無くても大丈夫っちゃぁ大丈夫!

レース毎に臨時登録費用を払えばエントリー可能でございます。

※たしか1レースあたり+¥1,000じゃなかったかな?

 

年間通して5レース以上参加予定の方はJCF登録しておいたほうが良いです。

逆に5レース以下の方は臨時登録でもいいと思います♪

ライセンス費用よりも臨時登録費用費用が高くなると分かれば、即JCF登録しましょう!

 

後、たま~にJCF割引という制度で、ライセンス見せたら一部の商品を割引いてくれるメーカーもございます(CANYON)w

 

かなりの長文となってしまいましたが、以上がシクロクロスの装備についての説明となります。

 

最後に2019年のテーマは「筋肉は全てを解決する」